今日は父娘3人と息子2人(匹)の時間
奥さんがいないと
つい調子に乗ってしまうパパと娘たち笑
学校の先生へサプライズプレゼントを贈る関係で
「2歳以下の頃の自分の写真」が欲しいと言う長女。
もう何年ぶりかで
外付けのハードディスクを取り出しMacBookに繋げる。
この外付けハードディスクには
娘たちの成長記録の写真が保存されている。
長女が何歳
次女が何歳
いつの出来事
何年何月の旅行など
イベント毎にフォルダに分けられた数多くの娘たちの写真
パパとして几帳面な自分が恥ずかしい笑
長女が望む2歳以下の写真を3人で見る。
どの写真を見ても
自然とその当時の記憶が蘇って
娘たちに説明できるのだから不思議である。
長女が初めて一人でうんちできた時の写真にバカ笑い。
2歳近くまでハゲ散らかしていた次女の写真にバカ笑い。
けれど
僕にとっては
ぜーんぶ可愛い娘たちの写真
親っていうのは
本当にバカですよね笑
本当にたくさんの写真がある中で
やはり僕にとっては見たくない存在が写り込んでいるわけで。
父子家庭の頃の僕なら
怖かったり
動悸がしたり
なんとも言えない怒りが込み上げたり
元嫁の姿なんてもう二度と見たくはない。
でも
今は平静で居られた。
開いた写真に元嫁が出てきても
「あ、やばい奴が出ちゃった。」
と流せる自分が居て
それに対して
動揺することなく
「他の写真を見ようよ。」
って自然と切り替えしてくれる娘たち。
本当ならね。
元嫁が写っている写真は全部消し去りたいんです。
でも
娘たちにとってはそれでも産んでくれた母親なんですよね。
写真を消すことはきっと簡単なこと。
けれど
写真を消してしまうことで
娘たちの存在意義まで消してしまうんじゃないかって。
だから
怖いけど辛いけど悲しいけれど
ずーっと消さずに来ました。
いずれ娘たちが結婚する時に
彼女たちが望む写真を自由に選べるように。
途中で産みの母親には捨てられてしまったけど
それでも産まれるまでは二人とも愛されていたことを
僕は彼女たちに知ってもらいたかったのかな。
今こうして平静で元嫁の写真を見ることができるのは
間違いなく奥さんのおかげなんです。
娘たちがサラッと流すことができるのも奥さんのおかげなんです。
でも
僕たち父娘がこうやって過去の写真を見ることは
奥さんにとって辛いこと。
奥さんを悲しませることなんですよね。
父子家庭の頃を思い出し
父娘の時間を楽しみながらも
僕は心の中で奥さんへ申し訳なく思っています。
ごめんなさい。
そして
ありがとう。
日々是葛藤なんですよね。
記憶が薄れてしまったり
幼くて記憶が無かったりしても
写真を見ると当時の記憶が鮮明に色付く。
たくさんの写真を観ながら思う。
大規模地震や土砂災害が発生した被災地へ
僕はこれまで何度も足を運んで活動してきました。
それぞれの土地で
被災者さんが望む貴重品を倒壊家屋や泥の中から救い出してきました。
何気なく当たり前に救い出してきた写真は
実は最も活きる上で大切なものだったのかなって
今更ながらに感じました。
被災地へ向かい活動するお金なんて
僕の月のお小遣いを失くせば良いだけのこと。
僕には時間が欲しい。
僕一人が居なくとも
僕が自慢する強い仲間
強いチームが居てくれるから
僕が居なくとも
岡崎は彼らに任せれば良い。
長期連休が欲しいな。
娘たちとの写真を観て
被災地へ戻りたいと願う僕は
やっぱり変わり者であって
パパとして夫としては最低な男だ。
それでも僕は珠洲市へ戻りたいです。
能登半島のためにこの身、この時間を費やしたいです。
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