13回目の珠洲市災害支援ボランティア活動!復興はいつ始まるのかな

災害ボランティア愛知人

令和6年10月24日

福井県国際交流会館での

消防大学校主催「安全管理」特別講習会

を受講した足で向かった石川県珠洲市!

 

珠洲市のベースに到着したのは21時前。

流石にちょっぴり疲労感笑

 

大人数が集まる週末とは違って

平日のベースは静かなものである。

ベースには保っさん、エイミーさん、小林さんの3人だけ♪

少人数だけど

僕は案外こっちの方が居心地が良い笑

 

25日のニーズ(案件)を保っさんに伺うと

屋根案件が2件とのことでした。

朝イチで1件を終えて

その後時間の限り2件目をやるという流れでした!

 

ニーズ票を確認して作戦を練る。

そして

酒を酌み交わし談笑を楽しむ♪

被災地支援の楽しみの一つでもある(^-^)v

 

豊田消防の栗さんが僕のために残しておいてくれた

ビールがまた美味かった!

栗さんありがとうございました♪

 

愛知人のベースの消灯は22時

僕も疲れのままに眠るとする。

 

 

 

25日朝

いつものようにジョギングから一日を始める。

珠洲市正院にある愛知人のベースは海が近い♪

なので

僕はいつも海を観に走る。

 

ちょっぴり肌寒い朝に

陽の光がじわっと暖かくて幸せを感じます♪

 

また朝には僕の大好きなザネさんが合流!

これで百人力だ!!!

 

朝イチの案件

一人暮らしの高齢女性が住むお宅。

過去にも数回支援に入らせていただいているお宅で

家主の女性は心の病を患われている方だ。

 

耳が聴こえづらい方なのだが

「いつも雨漏りの音がする」

不安を訴えられての案件です。

 

永く続く被災地支援

大切にしたいのは僕たちの都合ではなく

家主さんの要望に寄り添うことだと思います。

 

 

屋根に上がり確認作業を行う。

されど

雨漏りをしているであろう箇所はなく

家の中も雨漏りは確認できない。

 

今回の作業は

少しでも家主さんの不安を取り除いてあげることに注力した。

地上にいた保っさんが

蜂の駆除剤を取りに戻ります!

と車に乗って出かけていく。

 

言われてみれば

時折オオスズメバチが飛んでたっけ笑

屋根上での作業を終えて地上へ降りると

軒下から大量の蜂が出入りしている

 

 

泣きっ面に蜂ではありませんが

お母さんにこれ以上痛く辛い思いをさせられないので

オオスズメバチには悪いですが

駆除させていただくことにしました。

 

僕は両手に駆除剤を持ち脚立に上がり駆除開始!

たくさんのオオスズメバチが出てくる!!

 

脚立の上で駆除する僕を

地上から保っさんたちが援護射撃で守る!

愛知人のチームワークあってこそ成し得る技ですね。

 

無事に駆除して次なる案件へ移動!

と言いたいところですが

僕が運転する軽トラに小林さんが乗り込む。

 

ぽたパパ
ぽたパパ

ん??

なんかうんこ臭くないです?

小林さんうんこ踏んでません?笑

 

 

僕は犬の嗅覚の5倍!笑

即座に察知!笑

 

車内から爆笑する僕!笑

水道をお借りしてうんこを踏んだ靴を洗浄する小林さん笑

 

愛知人の軽トラを汚されることなく

無事に守れてよかったぁ〜笑

男って生き物は幾つになってもうんこで笑えるもんですね♪

ということで

今度こそ次なる案件へ移動!!

 

愛知人の軽トラもう限界です(^-^;

ギリギリ車検を通してきた子

これまで何度も全国へ支援に駆けつけてくれてる子!

ドアが閉まらなくなったり

エンジンが急に止まったりと色々ありましたが

この珠洲市での支援活動で引退し廃車になります。

どなたか僕たち愛知人に

軽トラを寄付してくださーい!!

 

次なる案件は

僕たち愛知人が1月の発災時から5月のGWまで

ベースとして間借りさせていただいてた

珠洲市が誇る老舗谷野旅館さんです!

 

作業内容は

屋根の上に残しておいた瓦を地上へ降ろす作業です。

 

被災地支援雑学

震災被害を受けた家屋は屋根が崩れます

屋根が崩れると当然に雨漏りします

そうすると家の中に雨が入り家全体が腐ります

 

それを防ぐために

僕たち技術系ボランティアと呼ばれるボランティア団体が

屋根の上にあがり

ズレた瓦を整復したり

シートを被せて

家を守ります。

 

ただし

これはあくまでも

本職の屋根瓦屋さんが修理に入るまでの応急処置です。

災害の規模によりますが一般的に言われるのは

発災から半年後くらいから屋根瓦屋さんが修理に入ってくれる。

そこまで持たせるための応急処置

 

また本職さんが修理に入った際に

少しでも修理費用を抑えるために

僕たち団体は割れていない再利用可能な瓦を屋根の上に残しておくのです。

 

ただ能登半島地震は例外の例外です。

発災から9か月が経ってもなお屋根瓦の修理が間に合わない

もしくはお金がなくて修理をお願いできないんですよね。

 

珠洲は雪が降る街です。

雪が降る前に屋根の上に残しておいた瓦を降ろしておかないと

地震で耐力を失っている家が雪の重みで潰れることになります。

なので

残しておいた使える瓦を地上へ降ろす作業が必要になりました。

 

 

ということで

小林さんと手際よく屋根の上にあがり

親綱を張って転落防止の安全措置をとったら作業開始!

 

 

瓦の降ろし作業

全数僕の腕力オンリー♪笑

ユニックでの降ろしも良いんですけど

ユニックは部署位置の制限があるし

ブームの動作が案外遅くて焦ったい笑

そして

何よりも僕には時間がなぁーい!!笑

15時を目処に岡崎に帰らねばならぬのです!

 

てなことで

屋根上で小林さんとザネさんが僕のところへ瓦を集める

僕がそれをカゴに入れてロープで降ろす

降ろした瓦を保っさんが回収する。

なんと効率的な作業でしょうか♪

 

サクサクと作業が進み12時がきたので昼休憩を挟む

 

ベースに戻ってお昼ごはん♪

大体いつもカップ麺です。

早めに食事を終えて

重機で遊ぶ!

僕ももっともっと重機を扱えるオペレーターになりたい!!

愛知人もようやく重機を取り入れるようになりました(^-^)v

 

13時になり谷野旅館さんへ戻り作業開始!

作業動線は完璧なので

サクサクと進める♪

見込んだ通りあっという間に作業完了!!

 

時間は14時30分

まだ時間はある!!

ということで

もう1件だけやって帰ることにしました!

 

とは言っても

家に残された冷蔵庫を移動させるだけの案件でしたが笑

以前愛知人メンバー2人で移動しに行ったけど

床が歪んでいたりして2人では行えなかった

とのことでしたが

ザネさんと僕の2人でサクサクっと作業完了♪笑

 

ベースに戻り

作業で使った資機材を全て片付けて

シャワー浴びてスッキリ爽快♪

そして最近習慣になってきましたが

帰る前のベースのトイレ掃除!

 

朝とか夜だとメンバーも多いし

食事の前後ってみんなトイレを使いたいものですから

こうやって帰る間際に

サラッと綺麗にしておくのが一番かなって♪

あとはペットボトルや空き缶のゴミをアトレーくんへ詰め込んでGO!

 

 

帰りに道の駅「すずなり」塩ソフトクリームを食べて帰る♪

ここの塩ソフトは本当に美味しいので

皆さんも珠洲市へお越しの際はぜひ食べてみてください(^-^)b

 

 

最後に

次の写真を見てください。

上の段の写真が、野々江町にある菅原神社さんの写真で

下段が、上戸町の被災住宅の写真です。

 

菅原神社さんは1月の地震で崩れて10月の今までずーっと崩れたままでした。

それが今ようやく解体作業に入っていました。

 

上戸町の住宅は9月の豪雨で裏山が崩れ

土砂の力で家が前面道路上へ押し出されました

生活道路を塞いだこともあり1か月も経たずに解体されました。

 

建物用途や状況によっても

解体のスピードって全く違うんだなって感じたので残させていただきます。

 

僕が住む愛知県、東海地方では

もうすっかり能登半島の被災情報は報道されなくなりました。

こんなんじゃ

能登半島地震はもう終わったことであって

被災地はもう復興したんだって思っても仕方がないですよね。

 

けれど

被災地の復興は全く進んでいないんですよね。

なんの役に立つわけでもないんですが

それでも僕はまたこの先も珠洲へ戻ろうと思います(^-^)v

 

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災害ボランティア愛知人アトレーRS
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