災害ボランティア愛知人 三河支部活動記録
令和5年2月19日13時00分から16時30分まで
災害ボランティア愛・知・人が名駅ナナちゃん前で街頭募金活動を実施!
トルコ南部地震被災者の方々へ集められた金額は
今日一日でなんと
111,915円!
募金してくださった方々の想いと義援金は100%
トルコ共和国大使館経由でディヤルバクルへ送らせていただきます!
ご協力いただきました方々、本当にありがとうございました!
募金活動へのイメージって、、、
駅前などでたまに見かける募金活動
募金っていうと
正直「お金はちゃんと適正に送られてるのかな」って思いますよね。
寄付したお金がスタッフに抜き取られてたり
必要とされる場所へきちんと送られていなかったり
そんな話を聞くもんだから
募金活動を見かけてもその前を通らないようにしちゃったりしませんか?
なんとなく抱いてしまっている負のイメージ、、、
その点、僕の奥さんはいつも堂々と募金したり寄付したりするもんだから尊敬しています!
僕は災害ボランティア愛・知・人という災害ボランティア団体に所属しています。
地震被害を受けた被災地へは屋根瓦の補修を行い
風水害による被害を受けた被災地へは床下の泥出しや土砂の撤去を行なうなど
休日を使って被災地へ足を運び、愛知人のメンバーと共に被災地支援活動を行なっています。
また活動は非常時だけではなくて、平時においても災害ボランティア養成講座やボランティア講習会などの講師としても活動させていただいてます。
そんな僕ですが、今回初めて愛知人の募金活動へ参加させていただきました!
今回の募金活動の目的は
2月6日に発災したトルコ南部地震の被災地への災害義援金を募ることです。
なんで災害ボランティア団体の愛知人が義援金を募る必要があるのか。
そこについて、少しお話しさせていただきます。
災害ボランティア愛・知・人とは
2011年3月11日に発災した東日本大震災の時に、被災地で豚汁の炊き出しボランティアを行ったのが原点の団体です。
人情味の厚い赤池博美を代表にして有志が集まり
被災者の方々へ豚汁や五平餅の炊き出しを続ける中で、被災者から挙げられる様々な支援のニーズに応えようと尽力して来ました。
その結果
炊き出しから屋根瓦の補修や床下に溜まった泥水の排出、土砂の撤去など自分たちが行える支援の幅が広がっていき
現地で被災者のニーズを聴き取り必要な支援を繋げたり
行政機関と災害ボランティア団体との交流や調整といったコーディネートの役割も果たしています。
今では非常時に限らず、平時における災害への備えや災害ボランティアの育成、募金活動などにも尽力しています。
トルコ南部地震への義援金活動を始めるきっかけ
きっかけは今回のトルコ南部地震で被災したトルコ人女性からのSOSメッセージでした。
現時点で震源とされているガジアンテブから200kmほど離れたディヤルバクルで被災したセイギィさん。
毎年のように全国各地で災害が発生している日本。
当然、愛知人も毎年全国各地で被災地支援を行なっており、その活動はホームページやFacebookなどで展開しています。
セイギィさんは2年ほど前から愛知人を知り、投稿に対してコメントをくれたりする関係が続いて来ました。
そんなセイギィさんからのメッセージ
「大変なことになっている。来てもらえないですか」
最初のメッセージは発災した翌7日に送られて来ました。
その後も毎日被災地の状況を知らせるメッセージと写真が送られて来ました。
被災されたセイギィさんは現在妊婦さん。
他の被災者と共にモスクへ避難し、寒さや吐き気などに耐えながら雑魚寝を強いられる生活を送っている。
代表の博美さんは日頃から
災害が発生したら3日以内に現地入りするほどの男です。
今回もメッセージを受け、被災地へ向けての準備を整えていました。
17日のメッセージでは
モスクが閉鎖され、テント村での生活を余儀なくされたセイギィさん。
しかし、寒さが心配となり、倒壊の恐れを承知で自宅へ戻ったとのこと。
そこでセイギィさんが家族に博美さんの渡航について相談すると
「今、日本人が来たら誘拐される」
と言って、断るよう言われたそうです。
そして、トルコへの渡航は、渡航中止勧告のレベル3。
トルコ被災地での直接的な支援を断念せざるを得なくなりました、、、
しかし、諦めることを知らない博美さんは、在日トルコ共和国大使館へ相談し、今回の募金活動を決めました。
そして、募金活動で集まった義援金は、このトルコ共和国大使館を通じてディヤルバクルへ送られることになりました。
実際に募金活動を経験して
今回の募金活動を行なった場所は名古屋駅
愛知県民ならみんなが知っている名鉄百貨店さんのナナちゃん人形前でした。
気温がグッと下がり風が強く感じられた昨日でしたが
災害ボランティア愛・知・人のメンバー約25人超が集まりました。
また今回の募金活動には、幼い子どもを含めトルコ人ご家族も祖国のために参加していただけました。
いざ募金活動を行うと名鉄百貨店の警備さんが現れて、名鉄の敷地内なので外へ出てくださいと。
警備員さんへ謝罪し小雨が降る中での募金活動開始。
小雨が降る中なので歩行者の方々も雨を避けて名鉄百貨店さんの通路を歩くものだから、すごく距離が遠く感じました。
募金活動って難しいものですね。
でも、個人的には寒風吹き荒ぶ中、雨に濡れての募金活動がやれてよかったと思います。
そもそもあまり良い印象のない募金活動
僕自身だって募金活動を疑ってしまって離れたところを歩くほどに。
小雨が降る屋外の歩道から名鉄百貨店さんの屋外通路を歩く歩行者の方々へ声を届ける。
端的に、はっきりと伝わるように。
普段の僕と同じように離れて歩く方
人の波がない屋外の歩道を選び僕たちの前を足速に通っていく方
音楽を聴きながら声さえ届かない方
右から左へとたくさんの人の流れが交差する中、声を届け続ける。
すると
足を止めてくれる方
イヤホンを外してこちらを向いてくれる方
自転車で急いでいただろうに自転車を降りて止まる方
一度は通り過ぎたのにまた戻って来てくれる方が
少しずつですが増えて来ました。
それぞれに都合があるにも関わらず雨に濡れながら募金箱へ貴重なお金を入れてくれる光景に
僕は何度も何度も鳥肌が立ち
何度も何度も頭を下げ
何度も何度も「ありがとうございます!」と「ありがとうございました!」を姿が見えなくなるまで繰り返しました。
トルコの人たちを想い、足を止めて募金をしてださる姿に本当に心打たれました。
本当にありがとうございました!
集まった義援金の集計処理は?
募金活動が終了すると募金箱は全て事務局の萬谷さんが回収し、複数人の目の中で愛知人の事務所へ運ばれます。
そこでまた複数人の目で厳格に集計されます。
今回の街頭募金では111,915円もの義援金が集められました。
集められた義援金は、募金者の方々の想いと一緒に全額ディヤルバクルへトルコ共和国大使館を通して送金されます。
募金活動の見方が変わった
今回、初めて募金活動に携わり、募金活動の良さと健全さが見えました。
僕も微力ながら1,000円だけ募金させていただきました!
これからは僕も奥さんのように不審がることもなく募金を行える男になりたいと思います!
愛知人による街頭募金活動は下記の日程でも行われます。
2023年2月26日(日)13:00〜16:30
名鉄百貨店ナナちゃん人形前歩道(名駅)
2023年3月12日(日)13:00〜16:00
JR春日井駅連絡通路(春日井市)
最後に
募金活動に興味があったり、災害ボランティアの活動に興味のある方は是非とも災害ボランティア愛・知・人へお声がけください。
できる人が、できることを、できる時に、できる場所で
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