何気ない日常の中で
ついつい口にしてしまう
「でも」
皆さんの日常でもよく聞こえて来ませんか?
他人から発せられる「でも」
そして
自分自身から発している「でも」
「でも」は、話し言葉の中で使われる逆接の接続詞。
接続詞は、句と句、文と文とを結ぶ大切なものです。
逆接の接続詞は
前の事柄に対して、前の事柄と対照的なことを後の事柄として述べるときに使われます。
つまり
”前の内容について、後から「否定的」な内容を述べる”
ということでもあるんですよね。
なので
向き合う相手(話し相手)によっては
使い方を誤ると不快感を与えてしまうということを認識しておかなければなりません。
僕が「でも」をよく聞く場面は、『職場』です。
仕事においては大小さまざまなミスがつきものです。
まぁ
大半が些細な出来事なんですけどね笑
何かミスが起こると
上司や先輩といった上の立場の者が
下の立場の者に対して何かしらの指導を行う。
「〇〇!なんでこうなったんだ?こうしろって言っただろ。」
なんてことを上司が部下に言うと
決まって部下は
「でも、△△△△だったので、□□□になったんです。」
と返してしまう。
はい。
出ました「でも」、、、。
些細なミスであれ
上司にとっては気に食わないことであり
それをぶつけたくて、いや、語弊がありますね笑
部下のことを思い、正したくて伝える「助言」的優しい言葉。
それを部下は受け止めようとせず
「でも」と言う逆接の接続詞で、否定的に返してくるのですから
上司は余計に怒れちゃいますよね(^-^;
僕の職場ではこの「でも」を連呼、多用する職員が多くいるので、いつもヒヤヒヤしながら僕は聞いています。
あ、もちろん場合によっては、間に入り、争いを止めることに尽力していますのでご安心ください笑
日常でよく聞こえてくる
「でも」
これは決して職場だけではなく
家庭内でも友人関係でもよく聞こえてきます。
そして総じて言えるのが
「でも」を多用する人には、ほとんど悪意がなくて
もはや口癖に近い慣習で多用しているだけなんですよね。
僕はそこが勿体無いと思っています。
「でも」を使わないと言う選択肢だけで
大半の人間関係は良好に保てると思っているので(^-^)
上下関係に限らず
対等な関係であっても
気持ちよく話をしている時に
「でも、〇〇だよね(否定的内容)。」
と、
それまで気持ちよく話してきた内容を否定的に返されたら
きっと誰でも良い気分にはならないと思うんです(^-^;
ならば、どうすれば良いのか。
答えは簡単です。
「確かに」と言う接続詞に置き換えるのです!
注目すべきは
この「確かに」と言う接続詞は本来
「確かに〇〇(肯定)だが、しかし△△(反論)である。」
といったように
一度、相手の内容を肯定しておいて、後からその反論を述べるのが本来の使い方です。
ん?
「でも」の否定的よりも
「確かに」で始まる反論の方が印象悪いんじゃない?
と思いますよね?笑
文法的には「確かに」の後には
反論が返って来ます。
「確かに」と言われた人は「ん?反論が来るのか?」と身構えます。
そこであえて「しかし、△△(反論)である。」
といった反論部分をあえて言わずに会話を終えるのです。
文法的には誤った使い方かもしれませんが
それでもあえて反論部分を言わないでおく。
「確かに」と肯定だけしておいて
相手の意見をすんなり受け入れて終わる。
「でも」と言う接続詞を「確かに」に置き換えるだけで
対人関係は飛躍的に良くなると僕は確信しています。
上司や先輩との関係
恋人や夫婦関係
今、何気なく使ってしまっている「でも」があれば
今日から「確かに」に換えてみてはいかがですか?
案外、良いことあるかもしれませんよ(^-^)v
なんて大そうなことを言っている僕ですが
僕は僕で「でも」
を案外使っています♪
お前も使ってんのかーい!!
ってツッコまれそうですが笑
日常会話の中では
話し相手が辛かったりしんどい中を生きていると
どうしても否定的・悲観的な言葉を発してくれる時があります。
僕はそんな時にあえて「でも」を使っています。
「私は、最低な人間だ、、、。」
と相手が自分を責める言葉を発するのであれば
全部話を聴かせてもらった上で僕は言う。
「でも、あなたの優しさは誰にも真似できない素敵な部分であって、僕は最低な人間だとは思わないよ。」
「でも」は逆接の接続詞
否定的に使う方法もあれば
逆に肯定的に使う方法だってあるもんだ。
言葉は難しい
でも、言葉は楽しいものでもある(^-^)b
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