一般的に4月と10月に行われる人事異動。
僕の会社では4月に行われます。
そして先日、異動に伴う内示が出され、昇格した者、栄転した者、意にそぐわない部署替えを受けた者さまざまな思いが錯綜しぶつかり合っています(^-^;
ちなみに僕は4月からもポジションは変わらず良いメンバーに恵まれております♪
内示が出されると毎年のことながら不平不満が噴出します。
そして、評価者である上司にその怒りの矛先が向けられる。
上司は言う
所詮「人事」は、ヒトゴト「他人事」。
俺は悪くないからな。
この会社に就職してから早20年超
大卒の新人の頃からずーっと聞いて来たこのワード。
「人事は、ヒトゴト(他人事)」
それぞれが頑張ってきた一年の総決算
そして4月からの新しい部署での活躍に贈るには
なんとも不釣り合いで残念な言葉でしょうか。
異動内容が本人が望むものでは無いにせよ
一人一人の仕事っぷりを見ていればこんな寂しい言葉は使わなくて済むと思うのに。
なぜ20年以上ず〜っと「上司」と言う存在は、同じ言葉を使ってしまうのでしょうか。
人事は確かにヒトゴトなのかも知れない。
でも
人のことならもっと親身に向き合ってもいいんじゃないだろうか。
人それぞれには想いがあり、夢があり、人生がある。
一年頑張ってきた先の結果が、他人事として完結されたら残念でしかないや。
今年の僕の職場でも一部の人は大喜びし、大半の人は唇を噛み悔しさを堪えている。
日頃から愚直に業務を進める勤勉者は泣きを見る。
日頃から業務をサボっては上司の動向だけに集中する怠け者が笑う。
アリとキリギリスの話があるけれど
世の中の大半は、キリギリスが得をするようにできている。
「頑張っているアリが報われるように」と願いを込めて作られた美談に過ぎない。
アリが報われる社会ならそもそもそんな話が語られることはないのだから。
今年の内示は例年以上に「酷い」ように思えた。
頑張ってきた者や常から会社を支えている者のやる気を根本から削ぐ内容。
上司や部下から僕へ寄せられる多くの嘆き。
一人一人の想いをしっかりと聴く。
部署は違うのですが、僕が昔から尊敬し大好きな上司が、自暴自棄のような悲しさと怒りをぶつけて来た。
僕はしっかりと受け止める。
話終わった後に我に帰ったようで「感情が抑えられずぶつけてしまってすまん。」と謝ってきた。
本当に誠実で良い人だ。
そして心が落ち着いたその上司から助言をもらう。
「この会社は腐ってる。お前も潰されないように気をつけろ。会社や仲間のために頑張ることはやめておけ。出世しなきゃやりたいこともやれなくなる。」
大好きな上司からの助言をしっかりと耳を傾けた。
僕の今のポジションは重要であってこのポジションを羨む人も多いのは事実。
転ばされたり潰されてもおかしくはない。
お利口にしておくのが一番良い。
大好きな上司に伝える。
「それでも僕は正しいと思うことを貫きます」
と笑顔で返す。
この20年僕はずっと自分が正しいと思うことを貫いてきました。
貫いてきた結果、今のポジションにいる。
今更スタンスを変えるつもりもない笑
仲間の声を聴き常に自分の進むべき道が正しいかを考える。
上司の目を気にして自分のことばかり考えるのは好きじゃない。
確かに出世すればやりたいこともやれるだろうし、変えたいことも変えやすくなるだろう。
けど
媚び売って忖度して、それでも上がるかもわからない出世の階段を気にして仕事するよりも
今目の前にある課題を解決し仲間のために会社のために仕事してる方が僕には向いている(^-^)v
今このポジションでしか解決できない課題を一つでも多く解決しておく。
僕は一年一年ただそれを愚直に続けていくだけだ。
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