「保護観察事件調査票」先入観を捨てた先の傾聴力を大切にする

保護司

保護司を務めて早4年目

今現在、僕が担当させていただいているのは4人。

 

保護司として保護観察対象者さんを受け持つと

保護観察所から

保護観察事件調査票というものが送付されてきます。

この保護観察事件調査票には

  • 事件種別
  • 保護観察対象者の氏名
  • 審判又は裁判に関する事項
  • 犯罪又は非行に関する事項
  • 保護観察対象者の交友関係
  • 家族構成や生活環境
  • 性格や心身の状況
  • 生い立ちといった生活歴
  • 就業又は就学の状況
  • その他参考事項

などの

保護観察対象者さんに関わる様々な情報が記載されています。

保護観察対象者さんがどんな人物

どんな生い立ち

どんな事件を起こして来たのかを知ることができます。

 

僕たち保護司はこの調査票の記載内容で

担当する保護観察対象者さんのイメージを付けて

初回の面接に臨むことになります。

 

とは言っても

僕は一つの情報として頭に入れておくだけで

私情や先入観は一切持たずに初回面接に臨みます。

実際にお会いした際の印象を大切にしているからです。

 

この保護観察事件調査票には

IQ(知能指数)が記載されています。

 

一般にIQ85〜115平均的と言われています。

またIQ70を下回るのが知的障害にあたると言われています。

そして

この平均と知的障害の間にあたるのが

IQ70〜85境界知能と言われています。

 

 

保護司を始めてから

犯罪に関わる書籍を読むようになりました。

その中で度々表現されているのが

犯罪を犯す人の中に多いのが

この境界知能知的障害の中に居る人だということです。

 

IQが低いことで

学校教育の中においては授業について行けず

息苦しさを感じてしまう。

社会生活では周りの流れについて行けず

ここでも息苦しさを感じてしまう。

息苦しさから

やがて犯罪という一線を超えて行ってしまう可能性がある

といった内容です。

 

とはいえ

あくまでも統計学的な話でしょう。

全部が全部

これに当てはまるわけではありません

 

間違ってはならないのは

「IQが低いから犯罪を犯す。」

と言った

極端な発想決して持ってはいけないということです。

 

あくまでも参考として受け止めた上で

一人ひとりと向き合わせてもらって

一人ひとりに合った言葉を選び伝えることが大切だと思っています。

 

保護司の活動で最も大切なこと

保護観察対象者さん一人ひとりの想い

しっかり聴くことだと思っています。

 

保護司の求められているのは

保護観察所から送られてくる保護観察事件調査票で

先入観という武装をして面接に臨むのではなくて

保護観察対象者さん一人ひとりの人物をしっかりと観ること

そして

しっかりと聴くことで信頼関係を少しずつ築き

保護観察対象者さんへ安心を与えることなのだと思っています。

 

最後に

保護観察期間が終了すると

保護観察事件調査票を含めた一切の書類は保護観察所へ返還します。

個人情報の管理も保護司の大切な仕事の一つです。

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