車をインロックして乗れなくなったことありますか?
私はあります、、、
今回はインロックを自分で解錠した経験があるからこそ伝えられる
緊急時の対処法をお伝えします!
今回は、インロックして車内に赤ちゃんが取り残されてしまったケースをお話しします。
つまり、緊急度が極めて高いケースです。
決して真夏だけに限定しません!
気温が23℃の春や秋でも太陽が出ていれば赤ちゃんにとっては危険になり得る点に注意してください。
赤ちゃんを助けるために、窓ガラスを破壊し解錠、ドアを開け救出する。
大袈裟のように思われるかも知れませんが、迷わず窓ガラスを破壊してください。
一刻の猶予もありません!急いでください!
窓ガラスを破壊する際の注意点は次のとおりです。
- 割る窓ガラスは、赤ちゃんとは対角に位置するサイドガラス
例)赤ちゃんが左後ろの座席なら割る窓ガラスは運転席側です。 - 割り方は、ガラス面の隅を狙い、硬い金属などで叩き割るか、その金属と窓枠を使ってテコの原理で割る
また割れる際は、ガラス全体が一度に割れ、破片は角のない粒状になって割れますが、中には細かなガラス片などもあるため、割る時は必ず赤ちゃんとは一番離れた(対角に位置する)サイドガラスを選択してください。
さて緊急時ということで、先に結論をお伝えしたところで
その理由についてゆっくりと説明させていただきます。
インロックした車内温度の変化
JAFが次のような検証を実施してくれています。
8月の炎天下で外気温35℃ 車内温度を25℃の状態でエンジンを止め、窓を閉め切った状態で黒色のミニバンの車内温度がどのように上昇していくかなどの検証を行ったところ
25℃だった車内は30分後には45℃まで上昇し、その後も上昇を続け最高で55℃まで車内温度が上昇したそうです。
これを春や秋の外気温23℃程度の環境下で、同様の検証を実施したところ、真夏のような急激な温度上昇ではありませんでしたが、緩やかでも確実に春も秋も車内温度が50℃近くまで上昇しました。
出典:JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)JAFユーザーテスト
緊急時におけるプロフェッショナル消防とJAFの状況
消防機関の現場到着時間と対応
令和2年中の全国の救急出動件数は593万3,277件で、5.3秒に1回出動しており、119番通報を受けてから救急車が現場到着するまでの時間は、全国平均8.9分とされています。
引用元:総務省消防庁 令和3年版消防白書
消防機関の現場到着時間の全国平均は8.9分。
つまり、赤ちゃんはインロックした高温の車内で通報してから約9分間耐えなければなりません。そして、119番通報を実施した場合、インロックした現場には救急隊、救助隊、支援隊、指揮隊など複数台の消防車両が集まってきます。
そして、あなたが問われることは一つです。
「窓ガラスの破壊許可をください!」
そうです。消防機関にはインロックした車両の鍵を開けられる資機材はありませんし、鍵を開けられる隊員も居ないのです。
9分待った挙句に、複数台の消防車両と数多くの消防隊員に囲まれて窓ガラスが割られる状況。それはあなたが望んでいたものでしょうか。
1つメリットがあるとすれば、現場に救急救命士さんが来てくれていること。救命のプロである救命士さんに赤ちゃんの様子を観察してもらうことができます。
でも、もうお気づきですよね。9分を待たずに自分自身で窓ガラスを割って赤ちゃんを助け出せば、窓ガラスの修理代だけで済むということを。
JAFの現場到着時間と対応
出動件数は年間215万件以上で、14.6秒に1回出動しています。(2021年度)
引用元:JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)公式サイト
JAFさんの現場到着時間は、どうやら公表されていないようですね。しかしながら、口コミなどを参照すると、平均約30分で到着、場所によっては2時間以上かかる場合もあるそうです。やはり、緊急走行できるか否かの違いは現場到着時間の差を大きくしますね。
消防機関と異なる点は、インロックを解錠してくれるという点ですね。
しかしながら、インロックした高温の車内の赤ちゃんはJAFが到着するまで最低でも30分は耐えなければなりません。
赤ちゃんの熱中症
一般的に、子どもは大人に比べて暑さに弱く熱中症になりやすいため、水分・塩分の補給について大人が気をつけてあげなければなりません
つまり、大人にとっては平気な温度変化でも、赤ちゃんにとっては過酷な環境であることがわかります。では、インロックの車内に取り残された赤ちゃんはどうでしょうか。
もう答えは出ていますよね。
まとめ
そうです!
この他に僕の実際のインロック体験を記事にしてあります。
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