災害ボランティア愛知人三河支部
珠洲市災害支援活動!
炊き出しがメインだった1月の愛知人の支援活動も
2月からは倒壊家屋からの貴重品救出活動も入って来ました。
技術系ボランティア団体である僕たち愛知人の本領発揮というところでしょうか。
炊き出しも継続しながら救出活動を展開するようになりました。
愛知人が行う支援活動の中には
被災者さんの入浴のための送迎活動があります。
避難生活は健康な方でも身体に負担がかかる。
高血圧や糖尿病など基礎疾患をお持ちの方には多大な負担がかかる。
寒冷地における入浴行為でヒートショックを起こして
万が一
被災者さんが倒れても対応できるように
今回は三河支部長として
愛知人のメンバーへ救命講習をやってみました🚑
やっぱりみんな関心が高くて良い人たちばかりだ!
今回の旅では、4件のニーズに対応。
生垣の修復、貴重品の取り出し、家財の搬出搬送
などの活動をさせていただきました。
昨年5月の地震で珠洲市へ支援に来た際に
鉄板焼き屋のおばさんに紹介された正院キリコ祭り。
あれから一年も経たずしてもっと大きな地震が起こり
奇しくも今回
須受八幡宮宮司さんのお宅に支援に入らせていただきました。
須受八幡宮さんの歴史やキリコ祭りの話を伺いながら
僕は鉄板焼き屋のおばさんは元気なのかな
と考えては胸が熱くなってました。
最終日は
全壊した2階建ての家からスマホ、車の鍵、印鑑、通帳、書類、パソコンそしてご先祖さんの遺影を救出するニーズでした。
家主さんに部屋のレイアウトを書いていただき
Googleストリートビューで元あった形をイメージする。
1回目の揺れで玄関を開けて家の外へ避難した長男さん
にゃんこが逃げると思い玄関を締めに戻ったら2回目の地震に遭い
目の前で1階と2階が潰れて2階の屋根が地上に着いたそうです。
倒壊した家の中にはご両親と妹さんが居ましたが全員物の隙間に居て無事だったそうです。
屋根裏のスペースからエントリー
2階の床と2階の天井は70センチほどの高さ
1階の床と2階の床は40センチほどの高さ
この狭い空間に家具家財が押し潰されてて
フローリングや畳をチェーンソーやレシプロ、丸鋸、バールなどを使い分けて掘り進めていく。
依頼されてた貴重品が見つかる度に喜びの声が挙がる
けど
家財や梁、桁などが行手を挟んで仏間がなかなか見つからない。
愛知へ帰る予定の15時を回る。
依頼主さんも
「遺影はもう今日は大丈夫です。」と。
僕たちの帰宅時間を気遣ってくれて
今日はもう辞めようと諦めモードが漂う中
絶対に見つけ出してご家族と逢わせる!!
と頑固な僕が宣言する!笑
ガツガツスピードを挙げて仏間を目指す!
雨なのかみぞれなのか
はたまた雪なのか
厳しい寒風が吹き荒れたかと想ったら
女性陣から声が挙がる
「観て!虹だ🌈」
ご先祖さんが
「もう少しだよ」
って教えてくれてるようでした(^-^)b
そしていよいよ仏間に辿り着いて
仏具や仏像を取り出して行った先にご先祖さんたちの遺影が出て来た!!!
さすがに嬉しくてウルウルしちゃいました。
本当に嬉しい瞬間でした🌈
飼い猫のにゃんこ2匹の行方が分からないままなのが気になりますが
きっとうまく逃げ出してどこかで仲良く活きていてくれると信じてます!
発災から丸2ヶ月が経ちました。
珠洲市は今もなお断水しています。
テレビでは報道されなくなってしまったけど
令和の世にあってまだ過酷な生活を余儀なくされています。
被災地を想うばかりに
今ある自分の生活を自制自粛する必要はありません。
存分に楽しみ活きることが大切です。
ただ心の片隅に置いといてもらえたら良いなと想います。
蛇口を捻れば水が当たり前に出ること
汚れた身体はお風呂で綺麗に出来ること
お腹が痛くなったらトイレで出せること
当たり前の日常には
当たり前過ぎて見失ってる幸せが溢れてます。
当たり前の日常にこそ感謝を
人に優しく自分に優しく今日も笑顔で活きましょう!
今回の旅では
天使のような女神のようなともちゃんを真似て
自分が出すゴミを記録してみました
そして被災地に残さず持ち帰る。
こういったことをいつも自然とやれるともちゃんは本当に素敵な女性だ!
今回も良い気づき、良い経験を積めました。
ありがとうございました!
また戻ります!珠洲市!
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