保護司のお仕事のひとつに
研修への受講があります。
研修の大枠は次の3つに分けられます。
- 地域別定例研修
- 特別研修
- 自主研修
今日はこの中で地域別定例研修というものに出席してきました。
地域別定例研修とは
実務上必要となる知識の向上を目指すとともに、地域ごとに生ずる課題解決を目指すもので、講師は保護区を担当している保護観察官が行ってくれます。
僕が在籍している岡崎保護区では、第1期から第3期まで、6月、9月、12月と年に3回の定例研修が開催されます。
今回の定例研修のテーマは
「保護司会と協力組織との連携の在り方」でした。
要するに
保護司の活動と、その活動に協力してくださる更生保護女性会、BBS会、協力雇用主会との法的な関係(結び付き)を学ぶ研修でした。
僕自身、現在、対象者さん4人を担当させていただいています。
それぞれ月に2回の面接を行なっていますが
職に就くことでやりがいや責任を持つことができて、再犯を起こさずに済んでいる対象者さんがいる一方で
職に就くことができず、持て余した時間で悪い道へと傾いていく方も見えます。
職に就くことが全てではありませんが
職に就くことが社会復帰への確実な道であるように僕は感じています。
ですので
保護司として、先に述べたような協力組織の存在が大切であって
頼りたいものなんですが、、、
なかなか見えてこない存在なんですよね(^-^;
今回の研修では
この見えない存在が見えるのではないかと期待して出席しましたが
結局のところ
まーったく見えて来ず笑
なんだかなぁって感じです。
岡崎市における雇用といった面での協力組織には
- 岡崎保護区協力雇用主会
- 岡崎・幸田更生保護協力事業主会
の2つがあるそうで。
前者は、20数年前に設立されており、現在24社が入っているそうです。
この雇用主会は直接に、社会復帰を目指す対象者さんを受け入れてくださる会社とのことでした。
後者は、直接に雇用するわけではないらしく、対象者さんを社会へ復帰させることに協力的な事業所さんが入られているようで、現在は70数社あるそうです。
実際の内容と異なっていたらすみません。
ここで僕自身が最も知りたい内容は
具体的にどのようにしたら自分が担当している対象者さんをこれらの会社へ繋げられるかという点です。
保護司会の専門部会長さんからの回答は
「岡崎保護区協力雇用主会さんとは、日頃から緊密な連携をとっており、総会への出席、研修旅行での少年院訪問、ゴルフ大会による親睦会を開いています。」
昭和感漂う内容に驚きました。
長くから続けているだけの形式的な総会への出席に
慰安旅行の行き先としての少年院訪問
そしてゴルフ大会て、、、。
期待してしまっていた自分が恥ずかしい。
予定していたテーマが終わり
保護観察官から今年度4月から運用が開始した内容について、お話がありました。
との課題を受けて
保護観察所へ所定の書類を提出すれば、実費弁償をお支払いできるようになりました。
との改善の流れの説明だったのですが。
内容を汲み取れない保護司さんが熱くなってしまい、、、。
「保護観察所は、保護観察が終わった後も俺たちに対象者の面倒を見ろというのか!」
との酷く勘違いした言葉を皮切りに
次々に論点がズレていき
それに感化された保護司さんがまた全く違う内容を述べるものだから
会場が荒れていき
聞いていて地獄でした、、、。
ここまで話がズレて行くのですから
保護司の高齢化こそ切実な課題であると僕は感じます(^-^;
そんなこんなで定例研修が終了し
引き続き専門部会ごとに別れて話し合い。
ここでもまたズレた内容が飛び交う。
長く保護司を務められている3人の方がそれぞれに自分の自慢話でマウントを取り合う。
その他大勢は口を挟むことはできずに沈黙する。
専門部会で行う内容は
例年通りの変わり映えしない目的の見えない活動。
もうそろそろ目的を持った活動や
対象者さんへ向けた具体的な活動へと転換していきたいなぁ。
今回の定例研修会もまた実りのない研修でした。
次回は、どうかなぁ。
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