滋賀県大津市の保護司新庄博志さんが殺害され保護観察中の容疑者が逮捕された事件。
これを受けて名古屋保護観察所から電話での聞き取り調査が始まりました。
とは言っても
保護司全員への聞き取りではなく
今現時点で保護観察中の対象者を担当している保護司限定です。
僕のところへも電話で聞き取りがありました。
- 現在担当している対象者で不安を感じていますか。
- 保護司の活動は今後もお願いできますか。
といった内容です。
現在担当させていただいている対象者さんへの怖さはありません。
今後も引き続き保護司として担当させていただく旨を回答しました。
正直なところ
対象者さんの生い立ちや家族構成、犯罪歴を書類で確認すると
怖さを感じることはあります。
怖さというよりも不安に近い感情でしょうか。
しかしながら
面接を行い実際に逢ってみると怖さや不安を感じることはありません。
今回の事件は、今現在では、まだ容疑者なので犯人として決めつけるべきではありません。
また社会復帰を目指す全ての対象者さんを、一律に危険な人間だと決めつけるのも良くないこと。
生きづらさの中を生きる対象者さんが益々生きづらくならないように向き合っていたいものです。
僕自身保護司として活動させていただいてますが
僕自身に一体何ができるのだろうかと葛藤と精進の日々です。
僕にできることがあるとすれば
目の前にいる対象者さんを信じて寄り添うくらい。
ちっぽけな保護司です。
報道などで亡くなられた新庄先生の生前の保護司活動に触れる度に胸が熱くなります。
とても誠実で厚い先生でしたね。
全ての人の生きづらさを和らげて
それぞれが優しく活きられる社会になるといいのにな。
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