『災害支援』道の駅は車中泊禁止!珠洲市は美しく、人が温かい

災害ボランティア愛知人

災害ボランティア愛知人 三河支部活動記録

勤務明け

急いで自宅へ帰る。

 

自宅の駐車場へ近づくとパパの帰りを待ち侘びている

ぽたろうの元気な鳴き声が家の中から聞こえてくる。

わんわん!わんわん!と。

他の人からするとうるさいはずの鳴き声も

僕にとっては愛おしい声に変換されて聞こえる(^-^)

 

庭でいつものようにぽたろうと戯れる。

いつものように僕に嬉ションを浴びせるぽたろう笑

それを呆れながらも嬉しそうに見つめてる奥さん笑

僕が癒される時間のひとつです。

 

ささっとシャワーを浴びて汚れた身体を綺麗に洗い流す。

シャキッと目が覚めて勤務明けの長距離運転の準備が整う。

 

今回は2泊3日の活動。

3日間も家を開けるバカたれ旦那だってのに

快く送り出してくれる奥さんに感謝です。

ぽたろうを抱っこしてキス。

奥さんをハグしてキス。

9時40分

いざ石川県珠洲市へ!

 

家を出てすぐに愛知人の事務局から電話。

「掃除機など諸々持って行ってもらいたいものがある」とのことで

春日井市経由で珠洲市へ向かうことにする。

 

高速に乗って事務局へ向かっていると再度電話があって

「赤池が少しでも早く現地に来て欲しいと言ってるので、事務局に寄らずそのまま現地へ向かってください」と笑

こりゃ急がないと!

と休憩は1回だけにしてひたすら珠洲市へ向かいました。

 

その甲斐あって14時40分

待ち合せ場所である道の駅すずなりに到着!

 

赤池さんと合流!

やっぱりこの人の笑顔が大好きだ!

挨拶もそこそこに愛知人号に乗り換えて珠洲市社会福祉協議会へ移動。

道の駅すずなりから社協までは車で3分くらいの距離

社協の敷地内では珠洲市災害ボランティアセンターの開設準備が始まっていた。

 

15時から始まった全体会議。

僕の憧れの「にいがた災害ボランティアネットワーク」理事長の李仁鉄さんが取り仕切る。

災害現場でのコーディネート力はもちろんですが

李さんの話し方や人とのコミュニケーションの取り方がいつも勉強になる。

まさにプロ!

 

全体会議を終えて明日入る案件についてピースボートの大塩さんから情報をもらう。

赤池さんと愛知人号に乗って被災地域の巡回を行う。

 

愛知ではほとんど報道されない被災地の現実がそこには広がっていた。

ますます気合いが入る。

被災状況の確認と明日11日に入らせていただくお宅の事前調査を行う。

 

そして夕方

今回災害ボランティア愛知人がベース(寄宿舎)としてお借りする物件(一戸建ての空き家)へ移動する。

「もの凄く汚れているよ笑」

と苦笑しながら案内してくれる赤池さん。

 

物件の中では一人の女性がマスクをしながら掃除をしてくれていた。

空き家だったとはいえ

広い2階建ての家の中は

ゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミーーーー!!!

 

家の中にはゴミが溢れてて

絨毯は変なシミが付着して素足で歩くのが辛い、、、

障子は全て破れ、襖もボロボロに破られてる。

廊下には酒やグラスが割れた状態で転がってて

トイレにはタバコの吸い殻がたくさん捨てられている。

どうやって生活したらこんな家になるのか(^-^;

 

とりあえず掃除を手伝う。

おしっこ?何かの糞?のようなものが付着した大広間の絨毯を畳みながら撤去する。

舞い上がる粉塵に息を止める、、、。

目が痒い。

くしゃみが止まらない。

そして

元町医者さんの医院兼住居だった建物だけに

一人で掃除していると

「ガタガタガタ」

と不自然な物音がする。

幽霊かなって思いながらも僕には霊感がないので黙々と掃除を続ける笑

 

今回のベース(寄宿舎)。

果たして11日から寝泊まりできるのかしら、、、笑

できるだけの掃除を行なって初日を終了する。

 

道の駅すずなりへ戻ると

駐車場には報道関係の車両が数台停まってる。

みんなここで寝泊まりするようだ。

 

夜の気温は9度ほどだった。

赤池さんと二人で能登の刺身をアテに酒を飲む。

東海一の寒がり冷え性な僕にとっては地獄の寒さ、、、笑

嬉しそうに話してくれる赤池さんに対して

「寒いからそろそろ寝ましょう」

なんてことが言えるわけもなく

夜更けまで談笑を繰り広げた。

 

途中

道の駅の管理者の方が僕たちのところへ見えた。

赤池さんに対して

「もしかして朝までここで休みますか?」

赤池さんが

「はい。朝までここで車中泊します。」

 

すると

「道の駅は車中泊禁止なんですよ。移動してもらますか?」

 

すでにお酒を飲んでしまっているので

車を移動できるはずもなく(^-^;

 

ぽたパパ
ぽたパパ

すみません。お酒を飲んでしまってて車を動かせなくて。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

と謝罪すると

「もしかしてボランティアのために来ていただいてるのですか?」

と聞かれ

 

ぽたパパ
ぽたパパ

明日から1か月災害支援のボランティアをさせていただくのですが、今日は宿がなくて道の駅さんに停めさせていただきました。

ルールを知らなくて申し訳ありませんでした。

と説明すると

 

管理者の方が

「道の駅は車中泊は禁止です。これは全国全ての道の駅共通の禁止事項です。でも、仮眠はしていただいて結構です。今日は仮眠されるのですか?」

と(^-^)

ぽたパパ
ぽたパパ

はい!仮眠です!

 

「仮眠なら結構です。夜間に警察や警備会社の職員が巡回に来たら、管理者に了承を得て『仮眠してます』と答えてください。」と。

 

本当に寒い夜でしたが、管理者さんのお気遣いで心が温かくなりました。

災害支援に来た身でありながら、被災地の方へ迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

ご迷惑をおかけした分、時間の限りしっかりと活動させていただきます!

ありがとうございました!

 

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