災害ボランティア愛知人 三河支部活動記録
災害ボランティア愛知人「災害支援」初動対応2日目
車中泊の夜
心地良く眠っていると愛車のヴォクシーが大きく揺れた。
誰かのいたずらかと思ったけど
すぐに地震の仕業であると理解した。
前日の長距離運転の疲れに任せてまたすぐに眠りについた。
5月11日早朝5時30分に目を覚ます。
ランニングシューズを履いて被災された地域を走って回ることにしました。
野々江町を抜けて正院町へ向かう。
走っていると目に入ってくる赤や黄色の貼り紙。
「応急危険度判定結果」の貼り紙だ。
11日の時点で
赤色が231棟
黄色が336棟
※空き家を含む値
危険な状態にある建物の多さと
大切な財産である家屋から離れて避難生活を余儀なくされている被災者の方を思い胸が痛くなる。
そしてこの数は今後も増えていくのだから胸が苦しい。
僕が住む岡崎の地でも当然に起こりうる状況。
屋外であっても危険が潜んでいることを娘たちへ伝える義務が僕にはある。
珠洲の海は綺麗で穏やか。
今回は津波は発生していませんが
堤防に目をやると大きくズレて隙間ができていたり
ブロックなどが欠落してしまったりしていました。
珠洲市の高齢化率は51.7%と超高齢化地域。
そしてランニングしていて気づいたのですが
空き家の多いこと。
半壊や全壊など倒壊している建物の多くが空き家でした。
同じ築年数であっても人が住んでいる建物と住んでいない建物とでは、なんでこうも被害の規模が違ってくるのでしょうか。
一方で
人が住んでいるから大丈夫という訳でもなく
テレビで報道されていたこちらの家は1階部分が完全に潰れてしまっています。
空き家ではなく高齢の女性が一人で住まわれていました。
幸いにもこの女性は1階部分から無事に救出されたそうです。
また今回の珠洲市の地震では
建物自体の被害もさることながら
建物内に置かれた家具家電が倒れたり飛んだりするなどし、凶器となって襲ってきたと被災者の方々から聞きました。
冷蔵庫の蓋が飛んできた。
テレビが真横に飛んできた。
タンスが倒れて下敷きになった。
外出先から帰ってくると家の中が非常状況になっていたなど、、、
家具家電が使えなくなり災害ゴミとして軒先へ出されている家が多く見受けられました。
走行中の車からでは見えなかった被災地の状況をしっかりと目に焼き付けた早朝ランニングとなりました。
コンビニでバナナとコーヒーを購入して朝食を摂る。
珠洲市社会福祉協議会さんの敷地へ移動する。
5月11日
いよいよ災害ボランティアセンターが開設されました。
これに伴い新聞社やテレビ局など報道機関が取材に集まってきてくれました。
ボランティアの受け入れ体制は万全。
報道によって今後ボランティアの人数は増えていくでしょう!
僕と赤池さんは前日に現地確認させていただいたお宅から作業開始。
午前1件、午後1件。
共に屋根瓦のズレなどによる雨漏り対策。
特に午後の物件はNHKさんが同行取材を行うとのことで、赤池さんは妙に緊張してた笑
いつも通り活動すれば良いのにね笑
2件の活動を終えて
ボランティアセンターで明日の物件の内容を聴取。
そして
問題のベース(寝泊まりする家)へ戻る。
今日から借りる契約にも関わらず
相変わらず清掃は追いついていない、、、笑
そして
相変わらず水道が使えない、、、
お風呂は我慢できてもトイレは、ね。(^-^;
結果
2日目も車中泊決定!!!!
もちろんもう道の駅「すずなり」さんにご迷惑をおかけすることはできないので
不動産屋の社長さんに聴取して
「見附公園なら車中泊しても構わんよ」
と教えられそちらへ移動。
二日目の夜は安心して眠りにつくことができました(^-^)v
※ベースと道の駅のお話は前日10日の記事を読んでください(^-^;
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